朝の7時半前のことです。
園長の声でこんな放送が流れました。
「みなさーん、金環日食がきれいに見えていますよー。お外に出てみんなで見ましょう!」
専用グラスを用意して、いつもより早めに子どもたちを起こし、学校の準備も急がせ、さぁこれからと思っていたところに、まさか園長に先を越されるとは。
続々と子どもたちが外に集まり始め、観測会の始まりです。
どれどれ、見えるかなー
「おぉー!」「すげぇー!」「指輪になった!」「ドーナツやろ!」
と、大興奮の子どもたち。でも、それ以上に興奮していたのがこのお三方。
うまい具合に目の部分が隠れておりますが、手前より園長に主任にリーダーでございます。
あっ、バラしちゃった!す、すみません・・・
でも、もう登校時間ですよ!そろそろ仕事に戻りませんか?
「あと、もうちょっと・・・」
そんな3人を尻目に子どもたちはちゃーんと登校していきました。
なんて賢いんだ、ウチの子は!
いくら日食が気になるといっても学校には行かなきゃねぇ。
でもでも・・・
やっぱり気になるみたい。
学校に着くまでに何度立ち止まったことか。
グラスを持たせて正解でした。
大人も子どももこんなんですが、今日ばかりは仕方がありませんね。
大目に見ましょう。