あおぞら日記

窓の外には…。

子どもたちがすくすくと育っています。

そのすぐ脇で、今年もゴーヤが育ちつつあります。

入り口を入ってすぐにある、事務所の窓にグリーンカーテンをという目的で、毎年育てるようになりました。

日差しを遮るというよりも、見た目に涼しいことの効果が大きいように感じます。

毎年、収穫したゴーヤは調理してみますが、子どもにはあまり人気がありません。

大人の味ですね…。

それでも、身近に野菜が育つのを見られるのは、いいことのように思います。

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5月になりました。爽やかな季節ですね。

あおぞらの園庭に、こいのぼりがそよそよ泳いでいます。

子どもたちが幼稚園や学校から帰る時、見える景色はこんなふう。

特に“おさかな”が大好きな幼児の子は、こいのぼりを見上げて、うっとりしています。

 

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少しずつ寒さが和らいで、園庭にピンクや黄色の花が咲き出しました。チューリップの芽も土の中から立ち上がってきています。春が近づきつつあります。寒さに縮んでいた心が、つぼみや新芽と共に広く伸びゆくようです。その一方で、この時期はお別れの季節でもあります。

あおぞらでは、“笑顔と笑い声のたえないおうち作り”を目標に、大人も子どもも、おおむね楽しく過ごしています。朝には子どもたちを起こし、幼稚園や学校へ送り出します。夕方には子どもたちを迎え入れ、おやつを食べたり、宿題を見たりします。食事を共にし、テレビを観てふざけ合い、就寝時には寝かしつけをします。子ども同士のけんかがあり、楽しいお出かけの日があります。まるで、おうちの代わりのようです。

でも、この時期には、いつもお別れがやってきます。お別れの時には、笑顔と笑い声はうまく作れません。やっぱりさみしいし、不安になります。大人である僕だってそうなのですから、子どもたちは尚更です。

 

あおぞらは電車なのかもしれない。

 

ふと、そう思ったのです。電車。途中の駅から、乗車してくる子どもや大人がいて、途中の駅で降りていく子どもや大人がいます。電車の中では、まるで家族のような団欒があり、笑顔と笑い声があります。その居心地のよさに、そこが電車であることを忘れてしまいます。しかし、電車はそんな僕らの思いをよそに、確実に次の駅に停車します。

この3月、あおぞらが出発した9年前(つまり始発駅)から、同乗していた子どもが卒園をします。時期を同じくして、9年間一緒だった園長先生、数名の職員さんも、次の駅で降ります。途中の駅から乗ってきた子どもや職員さんも数名、次の駅で降りてしまいます。電車の中では、みんなが笑顔と笑い声を保とうと、声を掛け合いますが、やっぱりうまくいきません。

まだこの電車に残る僕らは、ここまで一緒に乗り合わせたみんなが幸せであるようにと願いながら、手を振ります。扉が閉まった後には、その人たちがいない座席が残ります。しばらくはその不在を嘆き、悲しむのだと思います。

その後に、新しい乗客が車内にいることに気がつきます。電車は走り出しています。

そこで僕らがすることは、相も変わらず、笑顔と笑い声を大切にし、あたたかなおうち作ることなのだと思います。より楽しく、安らかで、穏やかなおうちを作りたい。停車する度にお別れを丁寧に惜しみながらも明るく走り続ける、まるで夢のような電車を作ることができたらと思うのです。